TReaSuRe

□赤黒白。
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AM 2:00




既にほとんどのエクソシストやファインダー達が寝静まり、任務に支障が出ないように休息している真夜中。



神田ユウ18歳。艶やかな長い黒髪を靡かせ、大浴場に向かう。何故こんな遅い時間に入るかというと、基本的に神田は他の人間と風呂に入るのが嫌なだけだ。だから、わざわざ他の団員が入る時間帯を避けてこんな時間に入りにきたのだが…









「ちっ…まだ誰かいたのか…」







脱衣所に入れば、浴場の方からシャワーの流れる音が聞こえてきた。舌打ちをしてもう一度来ようと踵を返した神田の視界に、丁寧に畳まれて籠に入れられた服が映る。一番上に乗っているバンダナを見れば、誰が入っているかは一目瞭然だった。







「……まぁ、いいか」






人間とは欲に逆らえない生き物なんですね。







まぁいいか、なんて言いながら、嬉しそうだ。神田はささっと3秒で服を脱ぐと、久々に会う恋人がいるであろう浴場の扉をガラガラと開けた。








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