TReaSuRe
□君の魅力
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「ティキ、邪魔さ〜」
そう言いながら足をバタバタと動かす彼は、ラビ。
俺の可愛い可愛い恋人。
がたがたと揺れるが俺はお構いなしにラビの伸ばしている足の上に頭を置いている、いわゆる膝枕って言う奴。
「別に良いじゃん、減るもんじゃないし」
「本が読みにくいさ」
そんなことを言いながらも本を読み続けるラビ。
これのどこが読みにくいのだか...。
真剣に本を読むラビの瞳に俺は映らない。
まあいつもの事だけどね。でも今日は違う感じ?
「ねぇ、ラビ?」
「うん?なんさ?」
相変わらずな返事。
一応聞いてるみたいだけど