短編&番外編

□天才と馬鹿は紙一重であると言うことは一見何言ってんのと言いたくなるが実は真実だったりする番外編
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とある昼下がりのことである。

外ではチロチロと小鳥が鳴いて、ぽかぽかしている。

この話の主人公、高杉晋助は食事も取らず部屋で何かをいじっていた。

「おまえ、何してんの?」

見かねて銀時が聞く。

「俺は、…タイムマシン作ってる。」

「あっそうなの。……じゃねぇよ!?おまえ、何つくってんだよ!?明らかに無理だよな!?」

余りにも何でもないように言う高杉に一旦流しかけた銀時だが、言ったことの重要さに気づき、慌てて突っ込む。

「大丈夫だ。問題ない。理論上ならあってるし、一回さぶろーに作って貰った。きちんとそん時は成功した。」

「マジかよ……お前案外天才?」

しれっと言う高杉に銀時は少しだけ引きながら訪ねる。

「まぁな、テメーよりは頭は良いぞ」

「うわぁ、生意気!!」

「事実だろ?」

ぶーと頬を膨らませる銀時だが、ふと何かに気づいたような顔になり、瞳を輝かせてきいてきた。

「ねぇ、そのタイムマシンができたら銀さんも乗せてもらっていい?」

「んでだよ。」

「だってタイムマシンとか普通、人生でそう乗れるもんじゃねぇじゃん!」

むしろ気軽にのれたら大惨事だよ。

という突っ込みをするものは今この場には居ない。

「まぁそうだろうな…。良いぞ、だけど俺は過去に行くけどいいか?」

「もっちろーん!!」

きゃっほーい、等と騒いでいる銀時に高杉は生暖かな視線を投げ駆けた。
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