大天の羅刹

□心暖まる第二話
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それから四年程の月日が流れた。

三人の幼かった少年は青年と少年の間をさ迷う位の年齢になり、松陽が好きなイケメン三人組となった。

まだ、幼児といっても差し支えのなかった少年も立派な子供に育つ。

「オイ、銀時起きろー!訓練だぞ!」

そう言って高杉がすっかり寝ている銀時を蹴り飛ばす。

因みにれは桂がやると一度殺されそうになったことから高杉と銀時の絆がわかるというものだ。

「いってぇな!もう少しやさしく起こせないのかよ!!」

「寝るお前が悪っ猫おおおお!!」

「最後まで言えよ!!つうか追いかけんな!!」

高杉が猫を見つけて即座に追いかける。

「ほいやっ」

四人の中で一番速い高杉は直ぐに猫を捕まえ抱き締める。

心なしか口まで猫っぽく見えるのは気のせいだろうか?

「まったく、お前らはまだ落ち着きがないのか?」

「えええぇ!俺まで!?」

「Don't mind」

「流暢に言うんじゃねぇよ!!空瞬つうかいつからいた!?」

「ふふんはじめからいたわ♪」

「なぜ音符付けた!!そしてオカマか!!」

「取り敢えず行くぞ」

「スルー!?スルーなの!?ていうかお前は猫を抱いたまま行くつもりかぁぁ!!」

騒ぐ銀時を置いて三人は急ぐ。

この猫を飼う許可を貰うために。

「いや、違うから!稽古しに行くんだよ!!」

ちっ地の文にまで介入してくんなよ。

「女の子が舌打ちしたら行けません!!」

今時女の子に幻想もつとか童貞だわぁ

「もう周りにまともなやつがいない……」
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