短編&番外編
□高杉と沖田と神威の悪戯
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あまりの痛さに半泣きになりながら土方はキレた。
「テメーら二人とも風紀室に来い!!」
そう言ってシャーペンを出して何かを書こうとして……
「痛てぇぇぇぇっ!!」
針が刺さった。
「もう、やだ……。」
落ち込む土方に沖田は手を置き、
「まあ、やりすぎやしたァ。これ、やりまさぁァ。」
そう言って渡したのは高級マヨネーズ(当然中身は違う)。
土方は、そのマヨネーズを見て驚愕する。
何故なら土方がたぶん一生食べられないレベルの高級マヨネーズだったのだ。
因みに中身は高杉手製の超強力下剤入りマヨネーズである。
(マヨネーズって作れるんだねby神威)
土方はいそいそとキャップを開けると口に含んだ。
((きめぇ))
沖田と高杉の気持ちが被った瞬間だった。
「うめぇ……、うぐっは、腹が…」
「あっ間違えた〜、ソレ〜下剤入りだったんだ〜」
明らかに棒読みで沖田が言う。
「図ったな……沖田ァ…!!」
「高杉こっちに!!」
沖田が声を掛け
「おう、わかってらァ!」
高杉が何処からかプラカードを出す。
ソレを二人で上に上げて声を揃えて言った。
「「ドッキリ大成功!!」」
「これもうドッキリの域を越えてるから!!」
土方の悲痛そうな声が辺りに響いた。