短編&番外編
□高杉と沖田と神威の悪戯
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さて、時間は刻々と過ぎ体育の授業が終わり皆が帰ってきて、土方十四郎は絶叫した。
そりゃそうだろう。
授業を終えて帰ってきて見れば自分の机がカオスなことになっていているのだ。
「おいィィィ!総吾テメーだろオオオオ!」
「えっ?土方ホモだったんですかい?近寄らないで下せぇ」
「何人ごとのように言ってんだよ!!お前だろ!!」
「嫌だなぁ、土方。俺がそんなことするわけないでさぁ。さっき妖精さんが来たんですぜぃ。なぁ?高杉?」
急に話題を振られた高杉は少しだけ驚くがニヤリと笑って、
「あァ、そうだなァ。まぁ心の汚れた正岡には分からねぇ筈だがな?」
「誰だよ!?正岡!!」
軽く首をかしげ、至極真面目な顔で
「あれ?パリオカじゃなかったか?」
「何人だァァァァァ!?俺は土方だ!!ひ、じ、か、た!!」
「ひじき?」
「食べ物じゃねぇよ!?」
「味噌掛けると旨いよな」
「どこから味噌が来た!!あとマヨネーズのほうが美味しいわ!!」
息をきらす土方をスルーしてまた本に視線を落とす。
土方も諦めた様で、椅子に腰を下ろそうとして……
「総吾オオオオ!!」
大量の画ビョウに気づく。
そして机を大きく叩いたので、机の油で見事に滑りスッ転んだ。
「ざまぁ土方。」
「お前ホント容赦ないな」
「土方相手にそんなものあるとでも?」
「あるわけねぇな」