○中 庸 主 義 者 。

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「…も、もういないよな?」


「いるわ」



ビアンキがポイズンクッキング片手に茂みを睨む。



「隠れてないで出てきたら?
そこにいるのはわかってるのよ。
こないならこちらから行くわ」


「…ま、まって…ぼ、僕だよ…」


「?!フゥ太!!」



茂みから出てきたのは、
ランキングブックを抱えたフゥ太だった。



「こんなとこに…」


「逃げてきたんじゃねーのか?」


「…よ、よかったー!元気そうじゃんか!」



全員が安堵のため息を漏らす。



「みんないるからもう大丈夫だぞ!さ、一緒に帰ろーぜ!」


「…こないで、ツナ兄」


「…え…?」



沢田がフゥ太に近寄ろうとすると、悲しそうに顔を伏せるフゥ太。



「…僕、もう、みんなのところには戻れない。
…僕…骸さんについていく…」


「…な、何言ってんだ……?」


「…さよなら…」


「!ちょ!まてよフゥ太!!」


「十代目!深追いは危険です!!」




「「ビュッ!!」」




「「!!」」



茂みの奥へと走っていくフゥ太を沢田が追いかける。

それを追いかけようとした獄寺と山本の前を、何かが勢いよく横切った。



「「ドゴォン!!」」



「な、なんだ?!」


「…て、鉄柱…?」




ザッ




足音。



「「「((次の刺客か!!))」」」













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どーもw
久しぶりの僕視点なんだぜ。


今、骸君が出てっちゃって暇してたんだ。



「…暇だし…エース君もとい雲雀様のとこにでも行こうかな」



……ダメだ絶対咬み殺されるやめとこう。

窓から見下ろせば、ちょうどランチア君が出てきたあたりらしい。

山本君の骨が折れないか心配だ((



「バーズヤラレタ!バーズヤラレタ!!」



「…ん?小鳥ちゃん?」



窓の隙間から愛鳥変態野郎の鳥(後のヒバード)がはいってきた。

やっぱかわいいな雲雀さんじゃなくて僕が飼ってもいいかなこの子。

…ん?ちょっとまてよ?
確かこの子が黒曜センターに戻ってくるのは、
ランチア君がやられてからじゃなかったっけ…?



「…原作と流れが違う…?」



まあいいや。とりあえずこの可愛い可愛い小鳥ちゃんと戯れていよう。
考えるのはそのあとで。



「君ほんとにかわいいね…。僕、刹那だよ。よろしくしてほしいんだぜ」

「セツナ!セツナ!ヨロシク!ヨロシク!」



…か、可愛い…!!
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