ゴッドイーター(短編集)
□【誰かを頼る事】
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「俺が間違った道に迷いそうになったら…、正してくれるか…?」
「……っ」
私は溜まらず、彼の元へ走って駆け寄り、雨に濡れても構わず正面から身を寄せた。
「当たり前じゃないですか!
私達、なんの為に仲間だと…っ」
ぎゅっと彼の服を握りしめれば、ゼロさんも静かに見据えて私の肩に顔を伏せ、
深く両腕で抱き締めてくれた。
―あぁ…、きっと彼は今、
泣いていたんだ。
それから雨は止むことなく、私達は皆が居るアナグラへと帰還した。
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