青立氷四バトテニ/短編

□それでも地球は廻り続ける
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「……宍戸と長太郎はまだなのか?」


灯台の中に身を隠す氷帝のメンバー。
そんな中、跡部が皆に聞いた。



「……まだみたいだ…。レーダーにも二人の反応が出なくて…。」


手にもった小さいレーダーを見つめながら呟くのは向日岳人。
このレーダーというのは、半径100メートル以内にいる人物がどこにいるか捉えることが出来る道具だ。

どうやら、これが岳人の武器らしい。


「あいつら…俺らより全然先に出発したはずやのに…心配やな。」

そう言って下を俯くのは忍足侑士。

こんな状況でも、普段の冷静さを保っていた。


「……何してやがんだ…あいつら。」


跡部の声が、小さく、響いた。
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