HP short story

□summer!
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時は一時間ほど前に遡る。

「あぢー」

適度に日光のあたる獅子寮談話室。いつもどおり僕ら悪戯仕掛け人は四人でグダグダとしていた。しかし、夏であるため、人の多い談話室は暑く、体力を容赦なくうばってくる。

「君ほんとうざいよね。だらけてても無駄に絵になるとか」

唯一無二の親友であるシリウスは談話室のソファーでグッタリと寝転がっていた。ネクタイは既にはずされ投げ捨てられている。制服は限界まではだけられ、ある意味際どい。

「なんていうかそこまでくると見てるこっちが暑くなってくるよ」

笑顔の中に黒いものをまじえながらリーマスが諭す。本当にシリウスはいいやつなんだけどたまに暑苦しいよね。
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