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□へいこうせん
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口をつぐんで、ただひたすらに貴方を見つめる。
近いようで遠いところから。
貴方も何も言わずに、ただ私を見つめている。

どうしようもないこの関係の上で、とある平面世界の中で。
私達が交わることはなく、隣の片方の存在を認めながら時を過ごしている。

閉じた口は開けぬよう、交わることもないように。

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