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□箝口令
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私は通りすがっただけなの。

彼にははたからみればすごく仲の良い彼女がいるのに。

空き教室、彼、彼女じゃない子、キス。

まずいと思ったらもう遅くて、女の子は逃げていってしまった。
彼は私に近づいて、わけのわからない甘言を吐く、
気付けば口付けられている。

「これで言わないよね。」

笑う彼と竦む私。

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