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□お願い、嘘だって言って
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君が私にくれた五文字なんて、神妙に呼び出された時点で予想ついてたし。
覚悟してたから、悲しくはない。
こういうこともあるよね、なんて割り切って帰ってきたのに。

部屋は、君がくれたものがいっぱいで、思い出したくもないのに。
少しも物言わぬ携帯を握り締めた。

最後に、もう一つの言葉が欲しい。

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