短編小説 R
□Meteor
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「R〜、見てごらん
今日は星が綺麗だよ」
そう言って窓から指を差すのは
付き合って3年目、彼氏のユノ。
「本当だ....」
隣で空を見上げれば、
ユノが「あ!」 と声をあげる。
「どうしたの?」
YH「久しぶりにドライブしてさ、
星を見に行こうよ」
そう言ったあと、
(良いこと思い付いたでしょ?)
とでも言っているような
得意のドヤ顔で私を見る。
「うん、良いよ」
断る理由も無いので
その誘いを快く受ける。
YH「お、じゃあ、行こうか」
既に車の鍵を手にしているユノ。
相変わらずだな、なんて思いながら
その後を着いて行く。