短編小説 R
□かすれ声
2ページ/2ページ
「はぁ…ユチョン、
もうおはようの時間じゃないよ。」
ユチョンの相手はしてられないと思い、
PCに向き直り、再度カタカタと打ち込んでいく。
へらへら笑いながら近づいてきて
YC「ん、知ってる!
でも、Rと話したのは
今日は今が初めてだもん!」
そう言って無邪気に笑う。
「あー…そう」
なんて軽く流してみれば
「なんか俺、嫌われてんなぁ・・・」
と苦笑いする。
「そんなこと、ないけど」
そう言うと同時に、私は彼の腕の中へ。
YC「R…ごめん、今だけ」
至近距離で耳元で囁かれ、
ドキドキしながら本音を漏らした。
「嫌いなんかじゃ、ない…
むしろ……っ…」
YC「ん?なんて?」
かすれ声
((もちろん聞こえた
むしろ好き))
(あーもう、大好き)