短編小説 R
□夜空に響いたキミの声
2ページ/3ページ
ー 夜 ー
ソファーで座っていると
チャイムがなり、玄関へ急ぐ。
「遅くなってごめんよぉっ!」
ドアを開けると予想通りジュンスがいた。
「大丈夫だよ」
Js「これ、乗ってきたんだ!」
「なにー、自転車?」
Js「そう!
これで山へ行こう!ウハハ(笑)」
「まったく... 何が楽しいのよ(笑)」
変な所で笑い出すジュンスは
全然昔と変わっていない。
Js「ほらぁ、早く乗れよぉ」
「はいはーい」
家の鍵を閉め、
すでに自転車に乗ってるジュンスの後ろに腰をおろす。
Js「 ではでは... 出発ー!」
夜なのに元気なジュンスの服の裾を掴み
山につくのを静かに待つ。