ごめんね。わからない。
□大丈夫だよ、と。
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「…何者だ!」
淡島が4人に声をかける。
「…ああ、これは失敬。
俺たちは、黒の王のクランズマン。
「ナイトメア」…っつーもんです。」
愛が淡島に対して口を開いた。
「…赤はダメだって言われたけど、青ならいいのかなァ〜」
羽織が黒い炎を纏う。
『…羽織。』
それを見た俺は羽織を睨む。
セプター4が戦闘態勢に入るのを見て羽織の名前を呼んだ。
「やめろ。」
猿比古も手で部下を制する。
『いやぁー…すんませんね。
うちの若いバカどもが。』
それを見て俺は淡島に頭を下げた。
なんだか本当に申し訳ない。
「…あなたが…黒の、王?」
『…ーーーごもっとも。
では、お嬢さん。アンタの王に宜しく。』
現実味がわかないのか呆然としている淡島を見てクスッと笑うと尊の腕を掴んで俺はセプター4の門を軽々と飛び越えた。
そしてそこにいたのは吠舞羅のメンバーだった。
「おつかれさん」
そう、穏やかな表情で尊に言う出雲は、
変わってないと、ただ思ったんだ。