12/21の日記

19:51
君と出逢えた奇跡 20※閲覧注意
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アルレイ
最後までいってみました!




柔らかな髪を撫で、そっと額に唇を寄せる。優しく甘い幸福に胸は満たされていた。

「レイア」

名を呼ぶと、蕩けるような瞳でレイアは微笑む。

「わたし、嬉しいの、アルヴィン。こんなに幸せなこと、他にあるのかな」

アルヴィンの髪をすき、レイアは甘い吐息混じりに頬へと唇を寄せてくる。

「アルヴィンとひとつになれて、凄く幸せ」

リンクの副作用も見られない。アルヴィンの膝に座るレイアは、本当に幸せそうに笑みを溢した。

「大好きだよ、アルヴィン。わたしのパートナーになってくれて、ありがとう」
「俺もレイアのこと大好きだよ。俺こそ、ありがと、レイア」

唇を重ねると、レイアの細い両腕が首へと回され、甘えるように身を寄せてくる。唇は重ねたままその華奢な身体を少しずつ揺さぶり始めれば、痺れるような快感が背筋を駆けた。

少しずつ少しずつ彼女と繋がる準備をしていた。
そして今日、それが叶ったのだ。

「レイア、身体、平気か……?」
「ん、うん……うん…ッ」

浅い呼吸を繰り返すレイアだが、その瞳に浮かぶ熱は今までとは違うことがアルヴィンにも分かった。
マナの過剰摂取に苦しむわけではなく、レイアが酔っているのは紛れもなくアルヴィン本人なのだと。

「アル、ヴィ……きも、ちぃ…〜」
「ん、俺も気持ちいい……レイア、」
「ふ……ぁ…」

再度唇を重ねると、レイアはふるりと身体を震わせる。

「(滅茶苦茶可愛い……)」

ゾクゾクとする。五感の全てでレイアを感じ、身体的にも精神的にも満たされていく。

今この瞬間は、何も恐れるものなどないと思える程に。

「レイア、愛してる」

あまりに自然に言葉は出た。

愛しいと思った。心の底から。
自分を求めてくれるレイアを。
アルヴィンの心を埋めてくれる優しい温もりを。

愛しいと、心の底から思った。






君と出逢えた奇跡

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