12/12の日記

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君との距離を縮めて 17※閲覧注意
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アルレイ
ほんのちょっとずつ進みます(笑)



こくりと小さく喉が鳴る。
アルヴィンはレイアの髪を掻き上げその姿を見下ろしていた。

「大丈夫だよ、そんな心配しなくても」

レイアはそう言い微笑む。

「大分慣れたから」

ぺろりとレイアが自分の指に残る白いそれを舐め取るその仕草に、ゾクリとアルヴィンの背筋に劣情が走る。

「だから、今日は先が知りたい」

好奇心旺盛に、翡翠の瞳がアルヴィンを見上げる。

「……まだ最後まではしないからな?」
「はぁーい」

少し不満そうに、それでも返事をしてレイアはアルヴィン同様ベットに上がった。

その華奢な身体をそっと押し倒し覆い被さると、レイアは腕を伸ばしアルヴィンに抱き付いてくる。

「(恋人同士みてぇ…)」

そんな可愛らしい所作にそう思いながら、額に頬に口付け唇同士を重ねると、僅かにまだ苦味が残っている。先程彼女が飲み下した己の精が。

「ん、ぅ…」
「(……耐えろよ俺の理性)」

漏れる甘い声が耳を、理性を擽る。内心苦笑しながら、アルヴィンはそっとレイアの胸に触れた。
とくとくと感じる何時もより少し早いレイアの鼓動が心地好い。

「…レイア」
「ふ、ぁ……」

耳許で名を呼び甘く噛むとふるりと肩が震える。

「アルヴィン……それ、擽った、ぃ…」
「擽ったいのって気持ち良いのと一緒だって言うけどな」
「!」
「はは、可愛い」

やわやわと胸を愛撫しながらまた口付ける。角度を変えては何度も何度も。

「レイア…」
「ん、」

つ、と銀の糸が二人を繋ぎ直ぐに切れる。
見下ろす瞳はまだしっかりとしていた。

「今日は本当に大丈夫そうだな。具合悪くねぇ?」
「平気。だからいっぱいキスして?」
「あ〜もう……頼むから煽るなって」
「ふふ、アルヴィン可愛い」

微笑むレイアに苦笑し首筋に舌を這わせ少し強く吸う。白い肌に映える赤い印。

「今日は何処までする?」
「何処まででもいいよ?アルヴィンの好きにして」
「あー……ったくお前は…」

何処か挑発的な笑みに流されないよう、ゆっくり息を吐きアルヴィンは心を落ち着かせるのだった。





君との距離を縮めて

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