03/17の日記
21:02
モゼノマ(全部:裏)※閲覧は自己責任です
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「……ねぇ…もうさ、いい加減に、してくんない?」
肩で息をするノーマは、涙で紅い眼で睨みながら言った。
「体力持たないっての〜〜」
弱々しく溜め息を溢すと、そのまま枕へと顔を埋めた。
「……そがあ言うても、足りんもんは足りん」
それに不満を漏らすはモーゼス。
無防備に晒されたノーマの真白い背中に口付けると、ビクリとその細い肢体が跳ねた。
「ッだいたい、アンタとあたしの体力の差考えてよ!!」
上体を上げて肩越しにノーマが怒鳴る。しかし、モーゼスは臆することはない。そんなノーマの反応さえも楽しんでいるのだ。
「それ言うんなら、ワイとワレとで違うことはちゃんと理解しとかなんな」
「はぁ?」
未だご立腹らしいノーマにクツクツ笑うと、肩を押し仰向けに寝転がらせた。
「ワレが思っとるよりずっと、ワイはワレが欲しいんじゃ」
「〜〜ッ!!」
耳許で低く囁き甘く噛み付くと、ノーマは声にならぬ声を上げて真っ赤になった。
「どれだけ抱いたって足りん」
「や、ちょ…ッモーす…け…」
ゆっくり身体を撫でられると、先程までの甘い熱が再びノーマの思考を占拠する。
「傍に居れば居るだけ、どんどん好きになる。独り占めして、ワレがワイだけを見てればええと思う」
「あッ!」
中にモーゼスの指が入れば、電流の様にビリビリとした快感がノーマの背筋を走る。
堪らず上がった高い矯声に、モーゼスは機嫌良く笑うと、ノーマの目尻に口付けを落とした。
「も……こん、のガキぃ……ッ!!」
震えた声で精一杯強がって見せるノーマが、モーゼスには堪らなく可愛かった。
「可愛いの、ノーマは」
クスリと笑って頬を撫でれば、今まで以上にノーマが赤くなったので、余計に愛おしい。
「何で、こんな時ばっか…名前、言うかなぁ〜〜バカ山賊ッ」
顔を両手で覆ってしまったので、モーゼスはやれやれ、と肩を竦める。
「まったく、ワレは無自覚なんが質が悪いのう」
「質が悪いのはアンタだっての…てか、性格も悪い!スル時は何時も人のこと考えず朝までとかスルし、外でだって構わずスルし、」
はぁ、と熱の混じる吐息を溢すと、ノーマはモーゼスに抱き付いた。
「アンタの方こそ最悪。あたし、こんなんじゃなかったのに、責任とれっての、バカ山賊」
―夢中なのも、余裕ないのもアンタだけじゃないんだから―
続いたノーマの台詞に、モーゼスは至極幸せそうな顔で笑ったのだった。
☆コメント☆
[紅奈] 03-17 21:09 削除
あとがき的な。
何度も求められ、心身共にくたくたなノーマ。モーすけって盛ったらしつこそう(笑)まあ、17の男子なんてそんなもんですよね!モーすけだし!!ドンマイ!ノーマ☆←←
でも、何だかんだで受け入れちゃうノーマは、結局モーすけにベタボレなんですよね♪
そんな感じな二人が好きです(*^^*)
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