03/10の日記

22:57
双竜×佐助(裏)※閲覧は自己責任です
---------------
「佐助、I love you.」

背後から囁かれ、佐助はくすくす笑う。

「Ah?何を笑ってんだテメーは」
「ふふ、だぁって〜〜」

可笑しそうに笑う佐助に、政宗は眉を寄せた。

「おい猿飛、随分と余裕そうだなテメーは」
「え〜小十郎さんは余裕ないのぉ〜?」

眼前に居る小十郎には、佐助はにんまりと悪戯混じりに笑った。

「……泣かすぞ」
「出来るものならどーぞ〜♪」

けらけら笑う佐助に、小十郎はただでさえ厳めしい顔を、何時もの五割増しくらいに厳めしいものへとした。

「Ah〜……やめとけやめとけ小十郎。そいつに口で言ったって敵いやしねぇよ」
「まったく……。仰る通りですな」

肩を竦めてみせた鼻で笑う政宗に、同じく肩を竦め溜め息を溢した小十郎。
奥州が誇る双竜の二人のそんな姿に、佐助は心底愉しそうににこにこと笑んでいる。

「Shit…ッ!ったく、こんな喰えねぇヤローよく飼ってられるよな…幸村のやつは」

白い首筋に唇を寄せ、紅い華を散らす政宗は、軽く歯を立てるとうっすらと噛み痕をつけた。

「躾はなっていないようですが」

同じく白い太腿に紅い華を散らす小十郎は、そのまま佐助自身に口付ける。

「旦那は部下の中でも特別俺様に甘いらね。なんなら、旦那方が躾しとく?」

政宗の手を取ると、佐助はその長い政宗の指を舐めて甘く噛み付いて言った。

「…煽るとヒデーぜ?」
「猿飛、発言の撤回は早めにしとかねぇと政宗様は本気でしかねねぇぞ?」

奥州の竜だ筆頭だと言われ一国を治める政宗であるが、所詮は年若い男である。こういった場合は普段の大人びた姿も、こ憎たらしさもない、純粋に自分のことしか考えない子供の様な無邪気さがある。

「なぁ、佐助」

そして体力があるから質も悪く、その性格は尚質が悪い。

「いーじゃん」

しかし、喰えない性格は佐助も同じである。
そして忍である分、それは政宗の比ではない。

「満足させてよ、政宗に小十郎さん♪」
「上等だコラ」
「…上田に文を出すか」

溜め息をつきつつも、小十郎も実は満更でもない。佐助はそれも分かって言っている。

「俺様ってばホントに愛されて幸せもんだね〜」

本気か冗談か分からない佐助の口は、政宗の口付けによって塞がれた。

「政宗様、真田には何と?」

ニヤリと笑う小十郎に、政宗も不敵に笑った。

「アンタのとこの忍の躾が終わったら返してやるよ…とでも書いとけ」



☆コメント☆
[紅奈] 03-10 22:59 削除
あとがき的な。
あんま破廉恥くない……←←
煽りに煽る佐助と、翻弄される政宗と、巻き込まれる小十郎。あんまラブくないですが、コメント主の杏さまに気に入って頂けたら嬉しいです(^^)

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ