イツメンと異世界道中?
□その6
1ページ/20ページ
ねこの能力でジンベエさんつれて、いざ海上へ
彼女の能力にかかれば全ての水が自由自在なので、行き先は全てねこ任せ
水でできた球体の中でまったりしながら移動中である
初めての経験に興味深そうに水の壁に触れているジンベエさん
ジンベエさんの様子を楽しそうにみながら喋るお口が止まらない我らが推し様
そんな推し様を目の前にしてご機嫌な愛娘
そして買ったものを周りにおいて横になり、寝る気満々の私の計4名でお送りします海の中の旅…
流れる水に周りを泳ぐ魚たち
色とりどりと言っても行きも同じ景色を堪能しているので帰りは全てを仲間に任せて寝るだけだ
念の為、ベックマンのビブルカードで方向を確認したが、明らかに彼らがいる方角とは反対方向に向かっていることから、うちの愛娘にはレッドフォース号へ真っ直ぐ帰るつもりは無いことが伺える
自由な限界オタクは果たしてどこに行こうとしているのか…
それは誰にも分からない
それからしばらくして…
無事、海上に戻った私たちは、操っていた水を球体から簡易的な船の形に変えたねこのファインプレーにより数日ぶりの日光を堪能中だ
いや、太陽の光はいいね
暖かい…暑いし眩しいな
屋根…ない
水で屋根作ってもあんま意味無いしな
・・・・確か買ってきたものの中に大きめのバスタオルが何枚かあったはず
それを広げて、ねこに水の柱作ってもらってそこに固定すれば屋根出来るよね
頼んでみようかな
なんて思ってたら…
ぎゅん💪
深翠「・・・なんか伸びてきた」
そう、なんか前の方から肌色のなにかがこちらに向かってビヨーンと伸びてきたのである
なにかといっても、それがなんなのかはこの場にいる全員が気づいていた
十中八九、物語の主人公・モンキー・D・ルフィの腕だ
ゴムゴムの実を食べたゴム人間である彼は自由自在に身体を伸ばすことが出来る
首や腕、足などを伸ばしムチのように扱ったり、風船みたいに膨らましたり(防御にも攻撃にも使える。結構面白そう)、もしくは血液?を収縮させ身体速度を底上げしたりして戦うのだ
そんな彼の腕がこちらに伸びてきたかと思うと
廣瀬「あいやぁ」ぐるぐるぐるっ
ジンベエ「安心せぃ。ルフィ…ワシらの船長じゃ」
我らが推し様にぐるぐるっと巻きついた
味方だ、悪いようにはされない というジンベエに、ゴムの腕にぐるぐる巻きにされている廣瀬さんはにっこり笑顔で頷いて返すと伸びに伸びているそれを追うように視線を前方へ移した
恐らくというか、確実に主要人物である彼らがあちらにいる
その事実をこの伸びる腕が証明しているため、ルフィたちに会えることは確定
珍しく愛娘がパパがとられるって言う割にジンベエさんを誘っていたと思えば、ちょうど近くに滞在していた彼らと合流しやすくするためだったらしい
策士め(ー"""ー)
ー秘密は蜜の味ー
深翠「……なんで言わんの」
ねこ「やって、言ったら深翠絶対反対するじゃん」
深翠「当然、私や廣瀬さんがいない間にシャンクスが書類ために貯めまくってるだろうからね。本来なら寄り道してる時間はないんだけど」
廣瀬「たしかに、早めに戻らないと船長さんの部屋が凄いことになってそうだぁ」
ねこ「ヤダ!ルフィたちに会いたい!!「ダメ、帰るよ」やっ!会うの!!ゾロの筋肉見ながらチョッパーもふもふするの!」
深翠「願望だだ漏れ…」/(´> <`)頭痛い
ねこ「ね!パパもブルックに会いたいもんね!一緒にお酒飲んでみたいっていってたもんね!ね!」ズイッズイッ
廣瀬「ハハッ、ねこさんらしいねぇ」
ジンベエ「この状況に動じんヒロセもヒロセじゃが…」
深翠「いつものことです…まぁ、この状況でする会話では無いことは確かですけど」