忍たま
□トリップ １
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貴方side
『ここは…どこだ？』
THE 迷子 ww
『先程まで花火を見ていたはずだが…』
そう、私は先程まで祭り会場で花火を見ていたはずが・・・
いつの間にかここにいた
無意識のうちに知らないところまで来てしまっていたらしいな…
道も分からなければ、今自分がどこにいるのかさえもわからないぞ
浴衣の袖を揺らしながら辺りを見回していると…
『フム…森の中というわけか(近所ではないな…どこだ？)』
ガサガサッ・・・
『む？』
突然木々の間からなにかが飛び出してきた
『・・・(感じる気配からして人か…)』ドサッ
腕を拘束され、地面に縫い付けられた
チャキッ
「何者だ‼」
首の辺りに何かを押し付けられる
ん…切れたな…フム…ちょっと痛いぞ
『私は怪しいものではない…とりあえず、ソレを退けてもらえるとありがたいんだが…「何者かと聞いている💢」ム…』
声からして男だな…しかも、まだ若い
『名は、長政…ここはどこだ？』
きちんと名乗ってから尋ねてみた
すると、男は首元の何かを離しながら
「ここは、裏裏山だ…お前は何をしに来た？」
短く返すと、また私に尋ねてきた
『私は先程まで祭り会場ではぐれた仲間を探しつつ花火をみていたのだが、気がついたらここにいた』