イツメンと異世界道中?
□その6
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まぁ、ともかく
ものすごいスピードで2人は向こう(サウザンドサニー号)にいっちゃいましたとさ。まる
いやはや、あれは早すぎたね
一瞬でこの場から消え去ったよ
・・・・こっわ:( ;´꒳`;):
物凄い勢いで遠ざかっていく2人を見送って、とりあえずこれからどうするかを相談するために隣にいるジンベエさんと顔を見合わせ…
ようとしたら
深翠「あ…(待ってこれやばくね?)」ぐら…
ジンベエ「シンスイ!」どぼん…🌊
深翠「っ・・・」ごぽっ…𓈒𓂂𓏸
水の船が能力者を失ったことで形を保てなくなり、原型のない水に戻った
その瞬間、勢いよく背中から海に落ちるのは当然で…
船の形を維持していた ねこがいなくなれば、まぁ、こうなるよね
なんて思いつつ、沈んでいく身体をそのままにしばらく水の中の感覚を楽しむとする
水泳を習っていたものとしては水に触れている瞬間が1番落ち着くというもので
この沈んでいく感覚も醍醐味のひとつ
浮かぼうと思えばいつでも浮かびあがれるのだから少しくらい水の中でぼんやりしてても構わないだろう
そう思っていたら…
どんどん沈んでいく自分を心配して様子を見に来たらしいジンベエさんがこちらへ向かって手を伸ばした
本当はもう少し沈んでいたかったが、彼の気遣いを無下に出来ないので、そっとその手をとり人では到底追いつけないスピードで再び海上へ
深翠「・・・はぁ、びくった」
ジンベエ「大丈夫か、シンスイ」
深翠「大丈夫です「しかし、お前さんは泳ぎが得意じゃとフカボシ王子から聞いておったのじゃが…」水の中って落ち着くので、つい…」
水面から顔を出し、ゆっくり息を整える
うん、思ったより苦しくない
潜っていた時間はだいたい2分程度
元の身体じゃ絶対ありえないことだ
肺活量がそんなにないため息を止めるのも1分半が限界で…
そんな私が2分も水の中にいられたのだから快挙である( *˙ω˙*)و グッ!
水の中で暫く暮らしていたら、名残惜しくなったと素直に伝えれば複雑そうな顔で周りを心配させるようなことはしないようにと釘を刺された
どうやら放っておいたら危ない人認定されているらしい
・・・すみません
続けて私が何か言う前に問答無用でその広い背中にのせられた
俗に言うおんぶである
確かに自分で泳ぐより魚人族である彼に任せた方が圧倒的に早い
ここはお任せするとしよう
ってなわけで、楽しまーす\( *´꒳`*)/
結局、ジンベエさんに背負われたまま船へ近づき、備え付けのロープを使ってスイスイ昇っていく彼の背中に引っ付いたままサニー号へ
上陸っ!\( 'ω')/
すると、そこには
想像通りというかなんというか…
麦わらの一味と打ち解けて楽しそうに談笑する推し親子がおりましたとさ
ー知ってるけど、はじめましてー
ルフィ「おー!ジンベエ!!」
ジンベエ「今戻った「下りていいですか?」あぁ。ワシの鮫肌で傷がつかぬよう気をつけろ」
深翠「はい」
ねこ「しーすぃ!って…なんでずぶ濡れなん?我慢しきれなくて海にでも飛び込んじゃった?もー、深翠マイペースなんだから「能力者を失った水が形を保てるとでも?」あー…めんね?」
深翠「【今回は】ねこのせいじゃないから気にしなくていいよ」
「「「今回は?/なにやったんだ?アイツ/さぁ?」」」
ねこ「・・・・えへ?」
サンジ「んー♡誤魔化し笑いをする顔もとてもキュートだ!「えへへ…」そして水も滴るいい女なレディ…こちら、ふかふかのタオルです」
深翠「(ちっ…かぃな)」( ・᷄ὢ・᷅)うわぁ
サンジ「そのままだと風邪ひいちまうぜ?暖かいスープも作ってあるんだ…【くぅ…】フッ、失礼…改めて、お手をどうぞ、レディ」
深翠「(その前にレディって呼ぶのやめてもらおう。寒気がする)・・・ありがとうございます」