イツメンと異世界道中?
□その2
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医療担当が二人とも席を外した瞬間んに一気に騒がしくなる甲板
この時を待っていたとばかりに騒ぎ始める面々に思わず苦笑した
皆待ってたんだね、このタイミングを
ねこ「シャンクス、そっちのやつとってー」
シャンクス「おう、いいぞー。ほれ、こぼさねぇ様に気をつけろよ」
ねこ「こぼさんもん」
なんだかんだ言いつつ、この数日でようやく慣れたらしい、ねこはニコニコしながら推しの隣に陣取っている
はぁ?かわいいかよ、写真撮らせろ
カメラどこだカメラって他所行こうとしたら、どこ行くんだって一言と共にホンゴウさんに首根っこ掴まれて止められましたとさ
オタ活させてくれよぉ…
唯一の楽しみなんだよ、いつメンの楽しそうな所眺めるの!!!
なんてのは、一旦置いといて
ねこの右にはお酒片手にご機嫌なシャンクス、そしてその左にはこれまたお酒片手に微笑んでいる廣瀬さん(推し様)
これぞまさに両手に花である
スネイク「ヒロセ、少しいいか。聞きたいことがあるんだが…」
廣瀬「すぐ行くよ。それじゃあ、おじさんはちょっとスネイクさんの所に行ってい来るから」
ねこさんは船長さんと楽しくご飯食べててね〜
なんて言ってその場を離れる推し様
そんな彼らの近くにいた七くんも同じくスネイクに呼ばれて席を立っており、その場にいるのはねこと赤髪海賊団の面々のみ
そんな状況でも彼女が悶えて倒れなくなったのは一つの成長と言えよう
限界オタクのキャパが増えた テッテレー!
そのままワイワイ話しながらちょっとずつご飯を口に運ぶねこ
ちょこちょこ食べる彼女の器にあれもこれもとおかずをのっけていくのはご機嫌すぎる酔っ払い事シャンクスで…推しから貰ったものは食べきろうと少女が頑張っている
ねこ「おいっし」もぐもぐ
シャンクス「ネコ!!これもうまいぞ、食ってみろ」ポイポイポイ
ねこ「う、うん。ありがと、シャンクス(食べきれるかな…いや、食べる)」
ベックマン「ふっ・・・・」
無理はするなよ
その様子をベックマンがタバコ片手に近くで見守っていた
そんな状況で、微笑ましいと感じない人間はいない
クルーたちも微笑まし気に見守る中、事件は起きた
いや、これは悲劇…
というより喜劇と言った方が正しいだろうか????
まぁ、何かが起こったということだけ、今はお伝えしておくとしよう
ー悲劇で喜劇?ー
ホンゴウ「しっかし、突然あんな人数の急性アルコール中毒者が出るとはな」
深翠「たぶん、こっちに原因がいるのであまりいわないであげてください「こっち?」・・・廣瀬さん、強いお酒も余裕でぱかぱかハイペースで美味しそうに飲むから…周りもペースを乱されるんじゃないかと」
ホンゴウ「・・・なるほどな」
七くん「あ、深翠さんホンゴウさんもおかえりー「そっちも話終わったか?」うん、スネイクさんに航海術の事いっぱい教えて貰ったんだぁ」
廣瀬「ホンゴウさんたちも患者さん多くて大変だったねぇ「片棒担いでるの、廣瀬さんですけどね」あいやぁ…オジサンが原因なのか。ごめんねぇ」
ホンゴウ「いや、ヒロセだけが悪いわけじゃねぇからな。シンスイもあんま意地の悪い事言ってやるなよ」
深翠「・・・・冗談です」
七くん「冗談に聞こえない冗談だぁw」