自己満小説・閲覧注意
□赤髪海賊団と宴
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翌朝
『よし…(誰もいないね)』
人が起きている気配はない
そんな朝早くに目が覚めた…一応言っとくけど年寄りじゃないからね?僕まだ10代
宴の片付けはコックの兄さん達と協力して昨日のうちに終わらせておいたから、特にやることも無く暇を持て余している。不意に上を見あげると自然と目に入る、普段は登らせてもらえない見張り台
落ちたら危ないからとロープを上ることさえ禁止されており、1度も上の景色を見たことがない・・・今は誰も起きてないし、いつも止めに来る兄さん達も夢の中
・・・これはチャンス
普段できない事をやってみようとロープに手をかけた瞬間、後ろから抱き抱えられるなんて誰が思いますかね?
『・・・いける「どこへ行くつもりなのか、説明して貰えるかな?シオ」わ!?』ひょいっ
びっくりしたΣ(・Д・ノ)ノ
抱えられるのと同時に上から声が降ってきて、驚いた拍子に肩をビクリを跳ねさせる
そうすれば気遣わしげな視線を送ってくる彼に大丈夫だと伝え見張り台に行ってみたかったのだと素直に答えた。すると心優しい紳士である彼・・・ビスタは少し考える素振りを見せたかと思うと、そういうことならと口を開く
ビスタ「それなら俺が連れていこう」
ちょうど今日は俺の隊が見張りでな…
本当なのかどうかは分からないけど、連れてってくれるらしいので大人しく掴まっておくこととする
PS.見張り台からの景色は予想以上に綺麗で最高でした
ー紅茶と景色ー
ビスタ(「体が冷えてしまわないように、ブランケットをかけておくといい。女性は身体を冷やすものでは無いというだろう?」)
(『ありがとう、ビスタ…あ、マルコ達には内緒でお願いします』)
ビスタ(「あぁ、もちろんだ。せっかくの2人のティータイムを邪魔されてはかなわないからな。それにしても、シオが我儘を言うなんて珍しいじゃないか」)
(『ん、たまにはね…ある意味家族サービスみたいなものだよ。あ、日の出だ…ビスタ、日の出!僕こんなに綺麗なの初めて見た「きっと日の出もシオに喜んでもらえて嬉しいはずだ」そう?…そういえばシャンクス達は?』)
ビスタ(「なんでも、お前達が眠りについた後、夜這いをしに行こうとしていたらしくてな。あちらの副船長に連れていかれていた。彼から伝言だ、世話をかけたと」)
(『って事は向こうは引き上げたと。今日は兄さん達にくっついとこ…ビスタの美味しい紅茶も飲みたいし』)
ビスタ(「それは光栄だ…シオ、そろそろデザートはいかがかな?」)
(『食べる!』)