自己満小説・閲覧注意

□トリップ白ひげ海賊団
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翌朝

部屋がないのでコックさん達に断りを入れ、食堂のいちスペースを借りて寝た僕はやけに早い時間に目が覚めてしまい暇を持て余していた


ちなみに可愛い後輩ことさきちゃん(エースに連れ回されてくたびれている)はナースさん達と同じ部屋で、キャッキャウフフしてるお姉さま方に連行されていた
連れていかれる前「なんか私だけハーレムっぽいです、せんぱい」と嬉しげに話してきたのを覚えている…
ひとまず彼らと同じ部屋でなくて良かったと、ひと安心(彼女が襲われる心配はないからだ)

欠伸をしつつ昨日マルコに借りたブランケットを畳んでいると、不意に聞こえてくる足音
畳み終わったそれを手に振り向けば、バーンっと現れるリーゼント

・・・うん、これはあれだ。四番隊隊長のサッチ…朝食の準備でもしに来たかな?

上に行っていた視線を下ろせば、「お、起きてたか!早いな」なんて呑気に笑いながら話しかけてくる彼。ちなみに昨日のうちに隊長たちとは自己紹介をして呼び捨てにするよう約束させられた…敬語もなくせとのこと・・・
そりゃ、即了承しましたけれども(・・;)


笑顔が眩しいなぁ、なんて思いながらこの先の未来を思い出し思わず眉間に皺を寄せた
対するサッチはそんな僕にデコピンをして厨房へ…


空気を読むのがうまいというか、なんというか

とりあえず今は置いておくとしよう

手伝いをするべく近づけば、こちらに気づいた彼が意図を察してエプロンを手渡し、僕がエプロンをつけたのを確認すると嬉しげに笑って手招きする


何故か満面の笑みを浮かべている彼…何か嬉しいことがあったのかと思い、聞いてみることに


『サッチ、やけに嬉しそうだけど?』
サッチ「いやな、いままでは四番隊の奴らとしか料理したことなかったし…ましてや可愛い末っ子だぜ?嬉しいに決まってるだろ」
『なるほど…』

そんなにいい笑顔が見られるなら毎日でもお手伝いをしようと心に決めたシオだった
野菜を切って、切って、切りまくってから今度は調理の工程に入る
そう言えば今朝のメニューを聞いていなかったので、何を作るのかと尋ねたところ自分の作れるものならなんでもいいとのこと。僕に任せてくれるらしかった
何にしようかと悩んだが、お米もあるとの事なので先に水でといでご飯を炊きながら頭をフル回転させる…

肉も魚も扱っていたものが向こうとは全く違うけど、野菜なら大丈夫っぽい。多分一緒だと思う、見た目てきに・・・うん。野菜炒めでいっか、味付けだけ工夫することにして…よし、これで決まり( ´罒`*)

というわけで無難な野菜炒めを作ることに決定
大きなフライパンにバターをひいたら硬い野菜から順に炒めていき最後に何故かあった味噌と醤油を加えてごまを振りかければ、ご飯に合う醤油味噌野菜炒めの完成
ご飯もいつの間にやら炊けていて炊飯器らしいものから香る炊きだちご飯のいい匂い…
なんだか、お腹すいてきた( º﹃º` )

出来上がったそれを早速彼に試食してもらおうと後ろを振り返れば、興味深そうにフライパンの中を覗くサッチと目が合い驚いた

まさかそんなに近くにいるとは思わず、ビックリして固まっている間に彼が出来たての野菜炒めを指でつまんでパクリ


・・・お味の方は?


ー朝食ー

サッチ(「うめぇ!初仕事にしては上出来だぜ、シオ…ワノ国の調味料って合わせたらこんなになんだな」)
(『お口にあったようで何より…お米もあって助かったよ』)
サッチ(「イゾウがワノ国出身でよく食うんだよ…それで置いてあるってわけだが、これはうめぇ!手が止まんねぇよ」)
(『サッチ、他の料理は?』)
サッチ(「・・・あ」)(・・;)
(『・・・よし、今日は野菜炒め定食ってことにして急いでご飯炊こう!サッチはご飯の方宜しく、野菜炒めは僕が作るから。ご飯炊く準備が出来次第お味噌汁作って』)
サッチ(「おう…わりぃな、シオ」)
(『兄さんの役に立てるのならいくらでも「そのミソシルってどうやって作るんだ?」お湯を沸かして、豆腐を一口サイズに切って入れ再度沸騰したら火を止め味噌をといて完成です』)
サッチ(「分かりやすっ!つか、良い奴すぎんだろ!お前」)(´;ω;`)
(『サッチ!?なんで泣く』)
サッチ(「末っ子がシオでよかったぁ」)ぶわっ
(『あぁ、よしよし…泣かないで兄さん』)ヨシヨシ(。・ω・)ノ(´-ω-)
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