自己満小説・閲覧注意

□トリップ白ひげ海賊団
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天使のように可愛いうちの子こと、さきちゃんの頭をひとなでしてマルコさんのあとについて行こうとすると後ろから感じる痛いほどの視線
どうやら馴れ馴れしく彼女に触った僕に嫉妬しているらしい…可愛い後輩だから仕方ないと思うんだけど?
苦笑しながら振り向けば殺気をこめて睨まれた

・・・皆強面だから睨むと怖いんだよね


『うちの子に手を出したら…許しません』
イゾウ「ほぅ…言ってくれるじゃねぇか坊主」
『大事な可愛い後輩ですから…「先輩せんぱい!心配いらないです。私、先輩一筋なんでo(`・ω´・+o) ドヤァ…!」(ドヤ顔可愛いけど、嬉しいんだけども!言うタイミングがまずいって。さきちゃんや…よく見てご覧、エースたちの顔が恐ろしいことになってるよ)』
「なので、先輩に怪我させたら・・・私が許しませーん」
マルコ「そろそろいくよぃ、親父が待ってる」
『じゃ、あとで(イゾウもジョズも…みんな虜にしてる。さすがウチの子)』


前々から知っているとはいえ、自己紹介される前にうっかり名前を呼んでしまうようなことがあれば一大事だ。気をつけよう。それにしても…交通事故にあった衝撃で死と引き換えにワンピースの世界にトリップすることになろうとは…ファンとしては嬉しい限りだがこれからの事を考えるとなると話は別
ファンと言っても自分の場合、たまにアニメを見ていると言うだけで中の事情なんて詳しく知らないし…可愛い後輩のさきちゃんに至ってはワンピース自体知らないし、この状態で、もし仮に船を降りてどこかの島で暮らすとなるとお金が必要になってくる。自分でもできそうな仕事を探さないといけないし、住むところも確保しなければならない・・・16歳の子供が仕事を探していると言っても、大人がさせてくれるのはせいぜい雑用くらいだ
その雑用とて大した額は貰えないだろう

そのくせこの世界には海賊なるものたちがうじゃうじゃいる…つまり身の安全は保証できないし、自分の身は自分で守れというわけで・・・武器も何も持たない子供は無残に殺されるだけ・・・どう考えても、BAD END
それならば、迷惑かもしれないがここにいさせてもらう方が安全かもしれない。戦闘となれば、さきちゃんの虜となったエースたちが天使のように可愛いうちの子を真っ先に守ってくれることだろうから彼女のことは心配ないだろう。自分は…まぁ怪我くらいどうってことないし、そこら辺にあるものでどうにかするとする
などと考えていると目の前を歩く彼が止まった。そのことに気づかず、ぶつかって顔を打ち付けることになるなんて…誰が思いますかね?

『・・・(どうにかして説得しよう。最悪あの子だけでも)っ!!』ゴンッ…
マルコ「・・・大丈夫かよぃ?『ごめんなさい。大丈夫、です』ならいいんだがなぃ」

親父、俺だ…入るよぃ

そう言って大きな扉を開けて中へ入っていくマルコさんこと不死鳥マルコ…あんな重そうなものをよくもまぁ片手で押し開けられるものだ。自分なら両手でも苦労しそう…
当然の事ながらうちの子じゃ到底無理だ・・・握力とか反射神経とか自慢じゃないけど人並み以下なんだよ
守ってあげたくなるでしょ?可愛いし、小さいし…後輩だし

などと関係の無いことを考えていると誰かに手を引かれ、目をそちらに向ければ心配げな顔の彼
・・・どうやら、中に入ってもついてこない上に名前を呼んでも反応も返さない僕を不思議に思って戻ってきてくれたらしい
慌てて頭を下げれば苦笑しながら許してくれた。優しいなぁ、もう
僕がズレてなかったら多少はドキッとしてたんだろうけどwww
そのまま親父さんこと白ひげの前に連れて来られることとなり…マルコに手を引かれている状況で、これまでの経緯を詳しく説明すれば「自分の子になる気は無いか」と恐れ多いお言葉を頂いた
断る理由もないので即座に頷けば大きな体にみあった手でゆっくりと頭を撫でてくる…暖かい

父さんってこんな感じなんだろうな…

あ…それと、僕がアニメや漫画を通して、これからのこと…つまりは未来を知っていることを伝えたところ、白ひげもマルコも驚きはしたもののしっかり受け止めてくれました。懐が広いなぁ、二人とも(・・;)
さきちゃんも知っているのかと尋ねられたので、正直に自分だけだと答えれば他言はするなとのこと…そらそうか。未来を知ってる人間がいると知れればこの世界を自分の好きにできるということでもあり…他の海賊や海軍との戦争がいつ起こってもおかしくはない
自分だけならまだしも彼らを巻き込むわけにはいかないので黙っておこうと深く頷いた



ー末っ子が2人ー

白ひげ(「野郎どもーぉ!喜べ、この2人は今日から俺の子だ…なんも知らねぇ箱入り娘たちの世話ぁ思う存分焼いてやれぇ」)
(『伊丹史織…シオと呼んでください。この方が呼びやすいでしょう?お兄さん方』)
(「渡辺さき…先輩の一つ下で、後輩です」)
((『「よろしくお願いします」』))ペコリ
(((「「「おぉー/可愛い妹だぁー/天使だ!/可愛いぞーーーーー」」」)))
(「え…その…せ、先輩『まずはお礼』…ありがとう、ござい…ます//////」)
(『よく出来ました…あ、マルコさんお酌します』)
マルコ(「悪いなぃ…お前らは飲まねぇのかよぃ?」)
(「ま、まだ未成年なんで「んな事言ってねぇで、あっちで一緒に飲もうぜ」へっ?ちょ、まっ・・・せんぱーーーぁい!?」)←連行された
(『あの子は20歳になったら飲むかもしれませんね…僕は匂いが苦手なので飲めませんけど』)
マルコ(「強い匂いのする物が苦手なのかぃ?」)
(『そうですね。アルコールの匂いは特に』)
白ひげ(「シオ、こっちに来て俺の相手でもするかぁ?」)
(『喜んで…マルコさん、失礼します』)
マルコ(「よぃよぃ」)
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