イツメンと異世界道中?

□その3
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どうもみなさま、前略
私たちは今、何故か…念のためもう一度言おう
何故か・・・ケーキホールアイランドにいます


うん、なんで???



深翠「・・・何がどうなってこうなった」
ねこ「ほんとに全部お菓子でできてる!!」きらきら



私らちょっと買い出し行こうって島に降りて、船から少し離れた場所で護衛のライムたちを待ってただけだったんだが?

そん時にねこが能力使って暇つぶししてたから目をつけられたのかもしれないけど

その後、なんでか後ろにいた人攫いに攫われて

どっか連れ攫われたかと思ったらたまたま居合わせたらしいシャーロット家の何男?何女?に助けられて

お前の能力はママの役に立つって言われたと思ったら

今度はいつの間にか彼らの物と思わしき船の上にいた


・・・また拉致られたよ。しかも今度の相手はビッグマム


ライム、ヘルプ!!!っつっても、もう聞こえないか
試しに、ねこに見聞色の覇気を使ってヤソップさんに連絡を試みてもらう
なにも言わずにいるのも流石にアレだし、探し回らせるのも悪いからね

こそっと隣にいる彼女に耳打ちすれば、数分後にはどうにか連絡を取ることはできたらしい
のだが、いかんせん距離が離れているため“拉致”、“ビッグマムの船”、“二人一緒”の三つしか伝えられなかったそうだ
まぁ、この緊急時にそれだけ伝えられれば十分だろう

人攫いに攫われた時は、またかと内心あきれ返ってしまったものだが、こうすることでビッグマムの元にいる推したちに会えるのではないかという期待に胸が膨らむ
のんきなやつでごめんなさいwww
攫ってくれてありがとうと寧ろお礼が言いたいくらい…とは思わないな
もし仮に人攫いに会わなくても連れていかれてたろうし・・・



まあ、なにはともあれ、助けてくれて、その上推したちに会えるチャンスまでくれてありがとうございます
名前も知らないシャーロットなんちゃらさん




「「これから、ペロス兄の所まで連れていく/大人しくしていろ」」
ねこ「!…しーすい!!」バッ
深翠「落ち着けっつの。変に目をつけられてもしらないよ」



推しに!!会えるっっっ

とでも言いたげな顔をするねこに軽くチョップして彼らのあとをついて行った


拘束しなくていいのかと聞いたら、その必要はないと鼻で笑われる


・・・ド素人だからとなめられているな
まぁ、見聞色も覇王色も使えない武装色しか取り柄のない雑魚ですから?
なめられるのも仕方のない事なんだろうけど
縄で縛るなり海牢石の手錠をはめるなり、なにかあっただろうに



抵抗する気もないから別にいいんだけど




―人攫いから、なんちゃらさん―

深翠「あの家、うまそ「しーすい、お腹すいてんじゃんw」だって美味しそうな匂いするし」
ねこ「あとであっちいってみん?深翠の好きそうなやつあるよ?」
深翠「・・・あの飴の像って「今から会う、ペロス兄の力作だ!どうだ、美しいだろう」うん。すっごく(やっぱそうか。センスの固まりすぎるな、ペロスペロー)」
ねこ「センス良すぎ…あ!あっちの小さいチョコのお城は?「プリン様がおつくりになったものだ」やっぱり!まって、写真撮りたい!めっちゃ可愛い…撮っていい???」
深翠「流石にだめでしょ、諦めな「いいぞ」いいんかい(プライバシーどこいった?著作権わい???ないんか?お?)」
ねこ「やった!!「ただし、住人達は写さないにしろ」はーい」カシャカシャ
深翠「ホントにいいんだ「腹が減っているならカタクリさまのお作りになられたミニ餅でも食べているといい」もごっ・・・あ、うま…(口にダイレクトで放り込んでくるのはこの人たちの癖なのだろうか。しかし、推しの作ったものを食べられるのは拉致られた特権だな)」
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