自己満小説・閲覧注意

□海賊と海軍と買い物と
1ページ/7ページ

というわけでやってきました!父さんの部屋

いつも付きっきりのナースたちは気を利かせて席を外してくれていたようで、ノックをして入った時中にいたのは父さん1人だけだった


点滴を腕につけたままこちらを見てニッと笑う


白ひげ「どうだ、あいつらたぁ仲良くやってるか?」
「みーんな優くて、仲良くしてもらってます〜。ね、先輩」
『さきちゃんは特に可愛がってもらえてるから…お母さんは嬉しいよ』
「いつから私のお母さんになったんすか‪w」‬
『さぁ、いつからでしょうww』
白ひげ「グララララ…随分楽しそうだな」


さきちゃんとわちゃわちゃしてたら父さんに微笑ましげな顔でそう言われてしまう

向こうでは当たり前のいつものやり取り…こっちに来てからは環境の変化やら何やらで、すっかり忘れていたからか随分と久しく感じて隣を見ればさきちゃんがコクリと頷く
昨日の今日、つまりたった2日このやり取りがなかったと言うだけでこんなにも久しく感じるとは思わなくて…正直自分でも驚いてます


「せんぱ〜い、そう言えばさっきエースがイゾウと喧嘩してて」
『いや、それ多分さきちゃんのこと取り合ってたんだよ』
「えー、それはありえないですって」キャイキャイ
『うちの子は可愛いからね…有り得る「先輩ったら〜wwwふざけてます?」いんや、大真面目』( ¯−¯ )
「ホントに真顔www」
白ひげ「グララララ…」


しばらくそのまま、わちゃわちゃしてると父さんは僕らを微笑ましげな顔で静かに見守っていた
・・・止めないの?うるさくない?大丈夫?
不思議に思って視線を向ければ、見ているだけで面白いのだとか・・・

ならやるしかないでしょ(´-ω-)ウム

そう思ったのは自分だけではないらしく、隣に立つうちの子が目をキラキラさせながらこっちを見てうんうんうんうん…何度も頷く。ため息をついて両腕を広げれば物凄い勢いで飛び込んでくる
背中に羽が生えてるんじゃないかってくらいフワリとした動きだったものだから一瞬目が点になった
しかしよく考えてみるとこの子(さきちゃん)は元からとても軽かったことを思い出す


自分とは比べ物にならないくらい小さくて軽い彼女
似ても似つかない僕らがなぜこんなにも仲が良いのか…それは今でも謎だが、いままでそれを気にしなかったのではなく、気にさせないくらい!うちの子が可愛いということだ


結局のところ、後輩は可愛いという結論に至り脳内で悟りを開いていると不思議そうに首を傾げるうちの子…可愛い(*-ω-)ヾ(・ω・*)ナデナデ
無言で頭を撫でたら猫のように擦り寄ってきて、それを見た僕の頬が緩むゆるむ…これもまた通常運転

ふと父さんに話しかけようとそちらを向けば、満足そうな顔でこちらを見ており「気にせず続けろ」とのこと
言われた僕らは2人で顔を見合わせて頷くと柔らかい表情で見守っている彼に突撃!



一瞬驚いた顔をした彼だが、抱きついたとたんに2人まとめて受け止めてくれた


しかし思ったより勢いが凄すぎたらしく、抱きついた父さんごとベットにボフッと倒れ込む


ついつい調子に乗ってしまったと顔を引き攣らせたことは言うまでもない


ー甘えたいお年頃?ー

(「先輩せんぱい!凄くないっすか、私たちが2人まとめてすっぽり入るくらい大きいお父さん!しかも懐が広くて優しい」)
(『最高だね…「グララララ…娘に褒められるってのも悪かぁねぇ」父さん、いきなり抱きついちゃってごめんなさい。大丈夫?』)
白ひげ(「グララララ…あんまり俺を年寄り扱いするんじゃねぇ。お前達2人を抱きとめるくらい造作もねぇ、今は一緒に昼寝してぇと思ったから寝転んだまでだ」)
(『なら良かった………昼寝?』)
(「3人でお昼寝…そう言えばお父さんはもちろんですけど、何気に先輩と一緒に寝るのは初めてっすね」)
(『あぁ、確かに…普段はどっちかが起きてるからこういうのは初か』)
白ひげ(「俺ァ先に寝るぜ」)
(『おやすみなさい、父さん』)
(「じゃあ、私は先輩に…おやすみなさいです」)
白ひげ(「これから色々とあるだろうが…いまはよく眠れ、我が娘達よ」)
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ