自己満小説・閲覧注意

□海賊と海軍と買い物と
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しばらく2人で笑いあってると空腹だったことを思い出したかのようになるお腹
・・・タイミングというものがあるのではないだろうか?ここでならないで欲しかった
恥ずかしすぎる

内心あたふたしているとハッとしたようにサッチが持ってきた料理に手を伸ばし、匙でそれをすくうと僕の口元へ・・・ 食べろということらしい
匙を持ったまま優しい表情で笑っているところを見ると、つられてこっちまで笑顔になる
これは彼の人徳か…それともただの偶然か
どちらにせよこの時間が大切なものになるであろうことに代わりはない。また大切な思い出が出来たと内心とても嬉しがっていたことは秘密

サッチ「ほら、サッチ特性・野菜スープだ!すきっ腹にはこれくらいが丁度いいだろ?」
『ん、(うまし、流石サッチ)』(*´ч ` *)ぽわ〜
サッチ「感想は?『美味しい…兄さん、もっと』 おう。どんどん食え!お代わりもあるからな」

彼の作ったスープの美味しいこと美味しいこと。はっと気がつくといつの間にやらスープを食べきっていた
ごちそうさま 、そう言って包帯でぐるぐる巻きの手に無事な方の手をのせて合わせれば、もういいのかと心配げに尋ねられた。苦笑しながら頷けば、そっかと短く返して皿を手に部屋をあとにする
そんな彼と入れ替わりでやってきたのはいつものように眠たげな目をしたマルコ
なんでも聞きたいことがあるそうなのでベッドの上で背筋を伸ばせば、楽にしていいからと横に寝かされる
…どんだけ過保護なんだ。というか心配性?
頭に疑問符を浮かべながら相手に視線を戻せば、彼は自分の首元を見ているようで「フェチかなんかかな?」と思って視線をたどれば、肩から足まで巻かれている包帯を目で追っているのを見て確信した
怪我のこと聞きたいのか…昔話をする必要があるな。できれぼ話したくなかったけど仕方ない
腹をくくって説明を始めたのが10分ほど前。説明を終えた直後珍しく長男ことマルコが抱きついてきたことは自分だけの秘密。安心しろと何度も何度も頭を撫でる彼に擦り寄った。  こっそり・・・ね


ー過去の話・内緒話ー

マルコ(「そうだったんだねぃ」)
(『あの人も…相当ストレスが溜まってたんだよ。発散方法をしらないから僕に当たっちゃったんだと思う』)
マルコ(「それでも、実の子供に…俺らの可愛い妹に手を上げたのは許せねぇよぃ」)
(『(打撲は中学の先輩にやられたやつなんだけど…これは黙っておいた方がいいな)あのね…僕、頭撫でられたのは父さんが初めてで、父親って本当はこんな感じなんだろうなって・・・家族って感じがしてとっても嬉しかった』)
マルコ(「ここにいる連中は全員シオの家族だ。安心して甘えろよぃ」)
(『そういえば、真っ先に僕のこと女だって気づいたのも父さんだったな〜。その次がサッチとマルコだった!ビスタも薄々気づいてたっぽいし、ジョズとナミュールは何故かバレた』)
マルコ(「親父にゃ、なんでもお見通しだ。子どもは親に隠し事出来ねぇもんだよぃ」)
(『そうみたい…マルコもサッチもビスタも…僕をモビーまで運んでくれたジョズも、花を持ってお見舞いに来てくれたナミュールも優しくって…こんなに幸せでいいのかなって思っちゃって「シオ?」クルーのみんなもあの子と楽しそうにしてて・・・その一方でエース達の視線は痛くて、でも僕が悲しい顔したらさきちゃんが不安になる。我慢するしか…常に笑ってるしかないでしょ』)
マルコ(「たしかに、歳下のサキを大切に思うのは良いことだ。でもよぃ、シオ…お前自身が身も心もボロボロになってるのを見てサキがどう思うか考えられねぇほどガキじゃねぇだろぃ『そう…だね』エース達には俺から事情を話す…もうこれ以上妹が傷つくとこを見たくねぇ。親父やサッチたちとも相談済みだよぃ」)
(『…決定事項なのね』)(・・;)
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