短編(ネタ)

□銀と黒の存在(いるはずの)ない子供
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僕は諸井唯(もろいゆい)。
僕には両親がわからない。
父はたまに会いに来てくれるけど、すぐに帰ってしまうし、無愛想。
僕もそこまで変わらないから、親子なんだなぁ、と思う。
血はつながってないけど、お兄ちゃんもいるし。
父はいっつも黒い服を着ている。
何の仕事をしているのやら。
お兄ちゃんは働いてるところをあまり見ない。
所謂、ニートかな。
お母さんに関しては何も知らない。
お兄ちゃんも全く知らないし、父は何も話してくれないし。
どんな人なんだろう?
会いたいとかじゃなくて、何となく知りたいなってぐらい。
僕はこれでも小学一年生なんだ。
年にしては頭もいいし、体も大きいと言われる。
でもね、昨日子が転校してきたんだ。
江戸川コナンっていうんだけど、ものすごく面白い子。
サッカーがとても上手なんだけど、最後にゴール決めたとき、何かやったみたい。
ゴールネット抜けて、木までなぎ倒しちゃって、絶対におかしいってわかるよね。
あんまりうるさいのは得意じゃないから、仲良くなりたいな。
周りの子がいなかったら話に行けるのに。
もっとコナン君と話したいから、いろんなこと勉強しなきゃ。
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