SAO オレとボクの道
□第3話 無謀な挑戦
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ボス部屋の前まで辿り着いたキョウたちだが
『どうやら先客がいるみたいだな』
ボス部屋の扉の前には20人程のプレイヤーがいた。
しかし、ボス部屋に入る素振りはまったくない。
すると、ひとりの男が近づいて来て
「悪いなここは閉鎖中だ。うちのギルドがボスに挑戦するんでね」
『挑戦する様には見えないが?』
「するさ。いまはその準備中なんだ」
『だったら、オレたちが先に挑戦しても問題ないはずだ』
「上からの命令で、ギルド全員来るまで誰ひとりボスの部屋には行かせるなって言われてね。諦めて帰ってくれ」
『そうか……みんな、20人ぐらいだったら倒せるか?』
「!?……うん!」
最初は驚いたユウキたちだったが武器を構える。
「どうやら少し遅かったみたいだな」
ザッザッザッザッ
キョウたちの後方から残りのギルドメンバーであろう大人数のプレイヤーが近づいて来ている。
「さ、さすがにこんな大人数を相手には」
タルケンが慌てる。
〖万事休すか……ん?あれは……?〗
キョウは近づいて来るギルドメンバーとキョウたちの間の天井にある少しのひびを見つける。
〖あれは使えるかもな。スキル発動……!!〗
ガラガラガラガラ
突然、天井が崩れてキョウたちと大勢のギルドメンバーの間に瓦礫が落ちてきて道を塞いだ。
『ラッキーだな。偶然、天井が崩れるなんて(棒読み)
あの瓦礫を全部破壊するには時間が掛かるだろ』
「早く壊せ!!」
「なんでこんな時に」
瓦礫の向こうのほうではそんな声が聞こえてくる。
『じゃあ、さっさと20人片づけてボスの所にいくぞ!』
キョウたちは20人のプレイヤーを倒し、ボスの元へ向かった。
To be continued