TOV 天を照らす銀河 最終章
□第71話 少女の正体
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カプワ・ノール
カプワ・ノールに到着したリョウたち。しかし、街は閑散としていて人の姿は見あたらない。
ユーリ「えらく閑散としているな」
リョウ『みんな避難したのかもな』
レイヴン「こんな空の下じゃ逃げ出したくもなるわな」
リタ「んじゃ、あたしとリョウは買い物してくる」
ユーリ「せっかくのデートだ。楽しめよ」
ユーリがからかってきた。
リタ「なっ!?デートじゃないわよ!//////」
リョウ『え……デートじゃないのか……』
少しガッカリするリョウ。
リタ「デートじゃないこともないけど……と、とりあえず行くわよ!///////」
ユーリ「オレたちは宿屋で待っておこうぜ」
宿屋
買い物を終えて、大荷物を抱えたリタとリョウが帰ってきた。
ユーリ「すごい荷物だな。なに買ってきたんだ?」
リョウ『術式紋章ひと揃えと筐体パーツだな』
レイヴン「何しようってのよ」
リタ「精霊の力を収束するための装置を作ってるの。即席の宙の戒典をね」
カロル「宙の戒典かぁ……デューク、今頃なにしてんだろうね」
リョウ『さぁな……ヤバいことしなければいいんだけど……』
パティ「……」
何か考え事をしているパティ
ユーリ「パティ、どうした?」
パティ「……む?なんでもないのじゃ。もううちは寝るのじゃ」
ユーリ「オレたちも休むか」