TOV 天を照らす銀河 最終章
□第63話 これからのこと
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ダングレストに到着し、ギルドユニオン本部を目指していると
ハリー「どうせオレなんか!」
リョウたちの目の前を、ハリーが叫びながら通り過ぎた。
リョウ『あれは……ドンの孫のハリーか?』
「あーっ!!」
大きな声がしたので振り向くとカロルとレイヴンがいた。
カロル「ユーリ!!リョウ!!」
カロルがリョウたちに駆け寄る。
カロル「……ひどいよ。無事だったらひと言ぐらい……」
リョウ『悪いな心配かけたみたいで』
レイヴン「無事でよかったぜふたりとも」
ユーリ「そういえば今、ハリー見かけたけど、なにかあったのか?」
レイヴン「それがちょっとばかしうまくなくてねえ。いまユニオンは船頭不在だからねぇ」
ジュディス「中核のなるものがいないとまとまらない……というワケ?」
リタ「中核……!そうか!」
カロル「な、なになに?」
リタ「分かったわ。聖核よ。あれ使えばうまくいくわ!」
レイヴン「何の話?リタっち?」
エステル「リタがエアルを抑制する方法を見つけたんです」
カロル「ほんとに!?すごい!」
リタ「ドンに渡した聖核があれば……」
ジュディス「……ベリウスの聖核、蒼穹の水玉(キュアノシエル)ね」
リョウ『蒼穹の水玉はどうなったんだ?』
レイヴン「さあなぁ……」
パティ「ハリーなら知っとるんじゃないのか?」
レイヴン「ちょうどいいわ。やっこさん連れ戻すとこだったんだ。ユニオンの本部行っててよ」
ユーリ「分かった」