TOZ 君がくれた名

□第7話 消滅
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「みなさん。もうすぐです」


しばらくして、ライラは目的地が近いことを言った。


〖究極神を封印した天族……いったいどんな奴なんだろうな……〗


ルードがそう考えているとライラが突然立ち止まり。


「あれは……?」


「ライラ?どうかした?」


ロゼがライラに聞くと


「人がこっちに近づいてきます……」


ルード達に近づいてくる人物はルードとアリーシャにはすぐ分かった。


『「ツォール!?」』


「久しぶりだなルード……」


「またルードの命を狙うつもりか!?」


アリーシャが槍を構える。


「だ、誰なのそいつ?」


『以前、俺を殺そうとした奴だ……』


ロゼの問いにルードが答える。


「我が名はツォール。前よりも味方がいるようだが無駄なことだ……」


「!……こいつ。私達が見えているの?」


エドナが驚く。


「あなたは一体?」


ライラが尋ねるが


「貴様らに答える必要はない!!」


ツォールがルードに斬りかかる。


「させない!!」


ガキィイン


アリーシャが槍でツォールの剣を受け止める。
ツォールは一旦距離をとる。


「小娘……前よりはやるようだな……だが!!」


ツォールが目の前から消え、アリーシャの背後に現れる。


「しまっ……「バリアー!!」


エドナのバリアーがアリーシャの背中を守るように現れた。


「なに!!」


『うぉぉぉ!!』


ザシュッ


「かはっ」


ツォールがバリアーの出現に驚き、ひるんだ一瞬の隙を狙いルードが大剣でツォールを切り裂いた。


「バカな……」


ツォールはひざまずいた。


「一気にたたみかけるよ!!」


ロゼの合図で攻撃を仕掛けようとツォールに近づくルード達。


「我に近づいたな……」


ツォールが不敵な笑みを浮かべる。


「エクスプロード!!」


ドォォォォン


『「「「「うわぁぁぁぁぁぁぁ」」」」』


ツォールの頭上から火球が落ちてきて大爆発を起こし、ルード達は吹き飛ばされた。
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