TOZ 君がくれた名

□第6話 約束
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日も落ちてきた為、森で野宿をすることになったルード達。
食事をとり、たき火を中心に全員眠りにつくが……


〖眠れない……少し体を動かすか……〗


ルードはひとり離れて行った。






『はっ!!せあっ!!』


ルードは森の中の少し開けた場所でひとり素振りをしている。


『ふう……』


少し休憩をしようとした時


ガサガサッ


茂みの方から音が聞こえた。
ルードは大剣を構えるが


「私だルード」


『アリーシャ?』


茂みから現れたのはアリーシャだった。


『どうしたんだ?』


ルードはアリーシャに聞くが


「それはこっちの台詞だ。こんな時間にしかもひとりでなにをしている?」


アリーシャは少し怒ったような口調だった。


『わ、悪い。少し眠れなくてな……少し体を動かしていたんだ』


「そうか……私はまた君がいなくなったのかと……」


アリーシャの顔はどこか悲しげだった。


『心配かけて悪かった……もう戻るよ』


「いや、せっかくだ。話をしないか?」


『え?』


「ほ、ほら。再会してまだふたりきりで話していないだろう?//////」


『そうだな……まだ眠れそうにないし』


ふたりはその辺の倒木に腰掛ける。
座る時ルードの手がアリーシャの手に少し触れて、お互い素早く手を引っ込めた。


『//////』


「///////」


少し沈黙が流れる。





『そういえば……アリーシャは俺がいない間何をしていたんだ?』


「君がいなくなった後、仲間と再会して旅をしたんだ。でも一度国に戻って、それから……」


アリーシャは今までのことをルードにすべて話した。


『いろいろあったんだな……』


「どんな目的でも旅はいいものだ……特に今は/////」


『なんでだ?』


アリーシャは少しうつむきながら


「……だから/////」


『え?』


アリーシャの声が小さかった為最初の方が聞こえなかった。
今度はルードの顔を見ながら


「君と一緒だから/////」


『え!?/////』


アリーシャはルードを見つめている。


『そ、そろそろ戻るか……/////』


そう言いルードが立ち上がろうとすると


ギュッ


アリーシャの手がルードの服の袖を掴む。


『アリーシャ?//////』


少し強めに袖を引っ張られ、また座らされる。そして


ギュゥッ


アリーシャがルードに抱きついてきた。


『ア、アリーシャ!?//////』


「君といると心地いいんだ……ずっと傍にいたい……私はルードのことが好きなんだ!!/////」


『アリーシャ……//////』


ギュッ


「!?//////」


ルードもアリーシャを抱きしめる。


『俺もアリーシャの傍にいたい……俺もアリーシャのことが好きだ!!//////』


「ルード……/////」


アリーシャは泣いていた。


『ずっと傍にいる絶対に……約束だ!!/////』


「本当に?/////」


『これが誓いだ/////』


チュッ


「ん……//////」


ルードはアリーシャにキスをした。
長い……長いキスを……


To be continued
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