まどマギ後日談 平和な日常

□第2話 東雲刃の告白
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1年前

東雲「寄り道してたらすっかり遅くなっちゃったな。早く帰らないと」

東雲は近道をしようと、いつもと違う帰り道を走っていた。すると

東雲「あれ?どこだここ?」

この世とは思えない不気味な空間にいつの間にか迷い込んでいた。

東雲「見滝原にこんな場所あるわけ……ないよね」

とりあえず進んでいると開けた場所に出た。

東雲「出口はどこだろ?……ん?」

突然、東雲の周りが暗くなる。上からなにか落ちてくると予感した東雲はすぐさま走る。

ドォォォォン!

東雲「な、なんだこいつ!?」

上から落ちてきたのは巨大な黒い蜘蛛だった。
黒い蜘蛛はゆっくり東雲に近づいてくる。その時

ドンッ

黒い蜘蛛が撃たれた。

???「あなたの相手は私よ!」

声がする方を見ると、銃を持った黄色い髪の少女が立っていた。

???「そこのあなた。私が魔女を引きつけている間に逃げて!」

東雲(魔女?この蜘蛛が?)

そう考えているうちに蜘蛛……魔女は少女の方に向かって行く。

???「この距離なら……」

少女は再び銃を構える。しかし魔女が少女に蜘蛛の巣状の糸を吐き絡みついた。

???「しまった!?動けない!」

魔女がどんどん少女に近づいてくる。

???(私、ここまでなの?)

そう思った次の瞬間

ドスッ!

キシャァァァァ!!

何かが刺さった音と同時に魔女が突然叫び声を上げる。
魔女の腹にナイフが刺さっていた。

???「え?」

東雲「僕が相手だ化物!」

魔女は東雲の方に向かって行く。

???「逃げて!敵わないわ!」

魔女はまた蜘蛛の巣状の糸を東雲に向かって吐く。

東雲「シザー・ベアー!」

熊のぬいぐるみのようなスタンドが現れ、糸を切り裂いた。

???「あれはいったい?」

東雲「まだまだ!」

東雲の手から無数のナイフが現れ、魔女に向けて投げる。
投げたナイフはすべて刺さり魔女の動きが止まった。

東雲「ダメ押しにもう一本!」

一本だけ投げたナイフが刺さり魔女は消え、周りが元の景色に戻っていった。

東雲「どうやら倒したみたいだね。あれ?さっきの人がいない……大丈夫かな?」

東雲はその場から去っていった。
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