TOL ロストマジシャン
□第3話 到着
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『う、う〜ん……生きてる?』
目を覚ましたジャンはとりあえず、自分が生きていることを確認して上半身を起こすが、なにか違和感を感じた。
クロエがジャンに抱きついたまま気を失っているのだ。
〖ク、クロエ!?どうしてこんな状況に?とりあえず起こさなきゃ//////〗
『クロエ、大丈夫?』
「う、う〜ん……」
〖よかった……気を失っているだけだね。……クロエってよく見ると可愛いな……ってなに考えているんだ僕は!起こさないと!//////〗
『クロエ!起きて!』
「……ん?」
クロエが目を覚まし、今の状況を確認した次の瞬間
「わ〜〜〜!?/////」
クロエは飛び上がり、ジャンを突き飛ばし、ジャンに剣を向ける。
「な、な、何をしている!?/////」
『お、落ち着いて!気がついたらこういう状態だったんだ!』
「ほ、本当だな!/////」
ジャンは何度も首を縦に頷く。
「わかった……クローロを信じよう」
『あ、ありがとうクロエ。とりあえず、セネルとウィルさんを探そう』
ジャンが立ち上がろうとするが
『あれ?』
「どうした?クローロ?」
『右足がちょっと……』
「ケガをしたのか?見せてみろ」
クロエがジャンの右足を触ろうとしたその時
『触るなっ!!!』
「え……?」
突然、ジャンは大声を出し、クロエは呆気に取られた。
『ごめん……大声出して……大丈夫だから。早く行こう……』
「あ、ああ……」
その後、ジャンとクロエは、セネルとウィルと合流できた。
To be continued