まどマギ 希望の太陽
□第15話 絶望神の力
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『ラー!』
ラーはアンチホープに向かって行く。しかし
「遅いわ!!」
ドゴォッ
ラーの目の前にアバターが瞬時に現れ、ラーのみぞおちに拳を入れる。
『がはっ』
久人はあまりの激痛にその場で片膝をついてしまう。
「さっきの威勢はどうした?」
アバターはラーの頭を掴み地面に何度も顔を叩きつける。
バキッ
バキッ
バキッ
何度か叩きつけたあと、アバターはラーをその辺に投げる。
そしてアンチホープは倒れている久人に近づき頭を掴み
「分かっただろ?この圧倒的な力の差」
『……だからどうした?』
「なに?」
『この程度で俺が絶望するとでも思ったか?』
久人はアンチホープを睨みつけるその目はまだ死んではいなかった。
「……もういい。おまえを喰うのはやめだ。もう希望も絶望も持てないようにおまえはここで俺が殺す……」
アンチホープは、今度は久人の首を掴み、力をいれようとした……その時、久人の身体が光り始めた。
「この光は!!くっ!!」
アンチホープは久人から手を離し、その場から距離をとる。
光り始めていたのは久人だけではなく、スタンドのラーも光っていた。
「スタンドの進化か?だが、ラー・フェニックスになったところで俺には勝てない!」
光が収まり姿を現したのは光り輝いている久人とラー・フェニックス……ではなく黄金の鎧をまとった女神のようなスタンドだった。
「な、なんだそのスタンドは!?ラー・フェニックスじゃない……」
『こいつは……ホルアクティ!!』
To be continued