まどマギ 希望の太陽

□第4話 変わる運命
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次の日


『熱はだいぶ下がったけど、まだだるいな…まあ今日は学校休みだからいいんだけど…気になるな…でも連絡先交換してないからな…今日も風邪薬飲んで寝るしかないか…』


久人が風邪薬を探していると、風邪薬が無いことに気づく


『あれ?ストックもうなかったっけ?母さんも父さんもいないし、しゃーない薬局へ行くか』


マスクをして外へ出る久人。近くの薬局に向かっていると、帽子と厚手のコートを着た見覚えのある高身長の男を見つける。


『(あの人はもしかして…)承太郎さん?』


「ん?久人じゃねえか、どうしてここにいるんだ?」


久人が見つけたのは空条承太郎という海洋学者であり、久人が前にいた町…杜王町で起きたある事件を調査したひとりである。
そして強力なスタンド使いでもある。


『俺、ここ(見滝原)にあの事件のあと、親の仕事の都合で引越したんですよ。承太郎さんこそなんでここに?』


「おれも仕事の都合でな…しばらくこの見滝原へ滞在しなくちゃならなくなった」


『まさかまたスタンド関係ですか?』


「いや、今度は海洋学者としての仕事だ。これも忙しくてな。
ところで、マスクをしているが風邪か?」


『そうなんですよ。家に風邪薬なくて今、薬局まで買いに行く途中なんです』


「奇遇だな、おれも薬局を探していてな」


『だったら案内しますよ』


「そうか、助かる」


承太郎と共に薬局に向かっていると


〖これは!?〗


突然、久人が立ち止まる。


「どうした?久人」


承太郎は不思議そうに久人に尋ねるが


〖また不穏な気配がする…でもこの前とは格が違う。あの病院からだ!もしかして、みんながいるかもしれない〗


久人は病院の方へ向き走り出す。


「おい!どうした?久人!」


承太郎が呼び止めるが久人は


『すいません承太郎さん。急用を思い出したんで!薬局はすぐそこですから!』


久人は走り去って行った。


「やれやれ……どうしたんだ?急に」


承太郎は病院の方角を見る。
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