まどマギ 希望の太陽
□第1話 引越し
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数日後、久人は転校先の見滝原中学校に向かっていた。
『たしか……この道を右に曲がって……』
「えーん。えーん。痛いよう」
久人は小学生の男の子がうずくまって泣いているのを見つけた。
『どうした?ボウズ』
「転んで膝をすりむいたの……」
『どれ、見せてみろ(本当だ。このぐらいなら……出てこい!ラー)』
久人が念じると、隣に人型のなにかが現れた。スタンドである。
そして、スタンドが傷の上に手をかざすと、みるみるうちに男の子の膝の傷が治っていく。
『見ろボウズ。なんともないぞ』
「ホントだ!なんで?」
『きっと気のせいだったんだろ。ほら、はやくしねえと遅刻するぞ』
「う、うん」
男の子は元気に去って行った。
『俺も行くか……』
再び見滝原中学校に向かう久人。
「今のはなに?なにをしたの?彼はいったい誰なの?見たことがないわ……」
久人は気付いていなかった。とある少女にすべて見られていたことを……
To be continued