TOV 天を照らす銀河 第3章
□第52話 悲痛な叫び
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リョウ『いててて……生きてる……のか?』
リョウは見知らぬ場所で目を覚ます。
リョウ『みんな大丈夫か?』
ジュディス「私はなんとか」
ラピード「クゥ―……ン」
レイヴン「生きてるっちゃ生きてる……」
パティ「船がメチャクチャじゃ……いてて」
ユーリ「アレクセイの野郎……」
カロル「ユーリ…痛いよ……」
リタ「エステルのあれ……宙の戒典と似てた……多分幾つも聖核集めて同じことをやろうと……」
リョウ『リタ、無理にしゃべるな。とりあえず医者を見つけないと』
ジュディス「バウル。よく頑張ってくれたわね」
ジュディスは倒れているバウルに声をかける。
リョウ『バウルもひどいケガだ。しばらくは運んでもらうのは無理だな』
ジュディス「傷が癒えるまで、どこかで休んでもらうわ」
ユーリ「無理させちまったな。ゆっくり休んでくれ」
バウルはゆっくりと飛び去っていく。
リョウ『エステルを助けに行く前に医者を探そう』
ジュディス「ここはカプワ・ノールの近くのようね。とりあえずノール港にいきましょう。きっとお医者さんもいるはず」
ユーリ「そうだな」
リョウは赤く暗くなった帝都の方の空を見て
リョウ『いやな空だな……』