TOGf 守護の双刃
□第5話 遺跡へ
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「ねぇ、ファクト」
『なんだ?』
砂漠を移動中にファクトはソフィに声をかけられた。
「ファクトは怖くないの?ミドラーシュと戦うこと」
『怖いか…思ったこともないな』
「どうして?」
『恐怖より憎しみの方が勝っているからだろうな』
「憎しみ…」
『戦うことに恐怖はないが、そのあとのことを考えると少し怖いな…』
「?」
ソフィは首を傾げる。
『ミドラーシュを倒したら、俺は傭兵として生きていくつもりだ。だが、本当に俺はそれを望んでいるのか?その先になにがあるのか?ミドラーシュを倒すためだけの力は一体なんだったのか?と不安に思うことがある』
「だったら大切なものを守ることに使えばいいと思う」
『大切なもの?俺にはそんなもの……』
「パスカルは?」
『な、なんでそこでパスカルが出てくるんだ?/////』
「パスカルのこと大切じゃないの?」
『そ、それは……////もうこの話は終わりだ!早く行くぞ!』
ファクトは歩くスピードをあげる。アスベル達とは少し離れていたのでこの話は聞かれていない。
「あ、待ってファクト」
遺跡までもう少し
To be continued