TOV 天を照らす銀河 第2章

□第28話 魚人退治
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後に進呈される船、フィエルティア号で海を渡る。その甲板の上


『船旅ってのもいいな〜』


リョウは潮風にあたりながらのんびり座っていた。


「リョウ、隣いい?」


『いいぜ』


リタがやってきてリョウの隣に座る。


『リタは船酔いしないのか?』


「あたしはしないわね。リョウは?」


『今のところ大丈夫だな。もし気分が悪くなったら介抱してくれよ』


「分かったわ。でもどうやればいいの?」


『キスでもしてくれたら一発で治るかな』


「な、何言って//////……「おふたりさん、なにイチャついてるの?」


突然、レイヴンが話に入ってきた。


『おいレイヴン、俺とリタの時間を邪魔するなよ』


「ごめんごめん。おっさん暇でさあ」


『じゃあ、海に飛び込んで魚人をおびき寄せるエサになるのはどうだ?』


「それいいわね」


「ちょ!?リョウ君もリタっちもひどい……」


ドォォォォン


突然、船が大きく揺れた。


『どうやらお客さんみてえだな』


数匹の魚人が甲板に上がってくる。そのうちの1匹から


「ちょっと、船酔いをしたのじゃ……」


「魔物が喋った!?」


リタが驚く


喋った魚人はリョウ、リタ、レイヴンの方に向かって来る。


『(あの魚人もしかして……)俺にまかせろ!』


リョウは魚人の懐に近づき


『オラァッ』


腹部に鉄拳を入れる。すると、魚人はなにかを吐き出し、倒れた。
魚人が吐き出したものそれは、海賊服を着た見覚えのある少女パティだった。


「「ぱ、パティ?」」


リタとレイヴンが驚く


『人を飲み込んでいるとは思ったけど、まさかパティだったとはな』


「おーい。こっちの魚人は片付いた……ってパティ?」


向こうからユーリがやってきて同じく驚く。パティは目を覚まして


「ユーリ!久しぶりなのじゃ」


「なんでおまえがここに……「うわぁぁぁぁぁぁぁ」


向こうの方から操船士の叫び声が聞こえた。魚人に襲われていた。


『まだ1匹いたか!魔神剣!!』


魔神剣が命中し、最後の魚人を倒す。


『エステル!手当を!』


「分かりました」


エステルはすぐに操船士の治療をする。


「治癒術はかけましたが、当分安静した方がいいです」


「困ったわね……あなた達の中で操船できるひとは……「うちがやれるのじゃ」


カウフマンが困っていると、パティが手を上げた。


『パティが?できるのか?』


「世界を旅する者、船の操縦ぐらいできないと笑われるのじゃ」


『そ、そうか……じゃあ、まかせた!!』


操縦をパティにまかせることにより船旅を続けることができたのであった


To be continued
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