TOV 天を照らす銀河 第2章
□第23話 告白
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リョウが目を覚まして安心したのかリタは自分の部屋に戻った。
リョウは宿屋の天井を見ながらあることを考えていた。
〖おそらく、ダフィエルはまた俺の命を狙ってくるだろう。リタと一緒にいたらリタも危険だ……俺は……俺は……〗
リョウはある結論にたどり着く
〖俺はリタと一緒にいるべきじゃない〗
リョウはリタに黙って出ていくことを決心した。
その日の深夜、リョウは身支度をし、自分の部屋を出た。
〖まだ身体中がいてえけど決心が揺るがないうちに〗
傷が残っている身体に無理をして宿屋の出入り口に向かい外へ出た。
〖ごめんなリタ……でもこれがおまえのためなんだ……〗
リョウはダングレストから出ようとするが
「こんな時間に散歩?じゃなさそうね」
『リ、リタ!?』
声がする方に振り向くとそこには今一番会いたくない人…リタがいた。