SAO オレとボクの道
□第10話 デート
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晴れて恋人同士になった興治と木綿季は、今日初めてのデートをすることになった。
木綿季の車椅子を押しながら興治は
『どこか行きたい所はあるか?木綿季?』
「それならボク、ファミレスに行きたい!」
『分かった』
ふたりは近くにあったファミレスに入った。
ファミレス店内
「うわあ〜どれもおいしそう」
木綿季は目を輝かせながらメニューを見ていた。
『好きなものを頼んでいいぞ』
「じゃ、じゃあこれ、ふたりで食べよ?」
『なになに……』
木綿季が指をさしたのは、ひとりでは食べきれそうにないほど巨大なジャンボパフェ
「ボク、こんな大きなパフェを食べるのが夢だったんだ」
『よし!じゃあ、ふたりで食べるか』
ジャンボパフェを注文し、しばらくして
「こちら特製ジャンボパフェになります」
『「おお〜」』
テーブルにジャンボパフェが運ばれた。
「いただきま〜す」
木綿季は早速、一口食べる。
「おいし〜」
『じゃあオレも』
「興治、食べさせてあげる/////」
パフェのアイスをすくったスプーンを木綿季は興治に向ける。
『それは恥かしいぞ/////』
「いいから。はい、あ〜ん/////」
『あ、あ〜ん/////』
パクッ
「どう?」
『甘くておいしいな/////』
お互いの顔が真っ赤になる。
「興治……ボク幸せ/////」
『オレもだ……木綿季/////』
ファミレスにいることを忘れて、甘い雰囲気を出しているふたりであった。
『次はどこに行きたい?』
ファミレスを出て次に行きたい場所を聞く興治。
「じゃあ、ボクの言う通りに進んで」
『まかせろ』