TOV 天を照らす銀河 第1章

□第4話 VSゴライアース
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遺跡の最深部に着くと、巨大な人型魔導器を発見したリョウ達。リタはその人型魔導器に駆け寄る。


「あっおい!」


「うわ、なにこれ!?これも魔導器?」


カロルは人型魔導器の大きさに驚いてるようだ。


「こんな人形じゃなくて、おれは水道魔導器がほしいな」


ユーリは人型魔導器に触ろうとする。


「ちょっと、不用意に触んないで!この子を調べれば、念願の自立術式を…あれ!うそ!この子も、魔核がないなんて!」


「ウウウ…」


『どうした?ラピード?』


ラピードが人の気配に気付き唸る。すると、ローブをまとった人物が階段にいた。


「リタ、リョウ、お前のお友達がいるぜ」


「ちょっと!あんた誰?」


「わ、私はアスピオの魔導器研究員だ!」


「…だとさ」


「お前達こそ何者だ!ここは立ち入り禁止だぞ!!」


「はあ?あんた救いようのないバカねあたしはあんたを知らないけど、あんたがアスピオの人間なら、あたしとリョウを知らないわけないでしょ」


『〖無茶苦茶言ってるけど〗リタの言うとおりだ。この偽物野郎』


「くっ!邪魔の多い仕事だ。騎士といい、こいつらといい!!」


ローブの男が魔核を人型魔導器にはめ込む。すると人型魔導器は動き出した。


「うっわーっ、動いた!」


動き出した人型魔導器魔導器はリタに攻撃しようと大きな腕で払おうとする。


『!!危ない、リタ!!』


リョウはリタを突き飛ばし代わりに攻撃を受け、壁に叩きつけられた。


『ぐあっ!!』


「「リョウ!!」」


リタとエステルが同時にリョウのところへ駆け寄る。


「リョウ!今、傷を…!」


エステルはリョウに治癒術をかける。


『ありがとう。エステル…!!』


リョウとリタはあることに気付いた。エステルが魔導器を使わずに治癒術を使っていることに。


「あんた、これって…」


『エステル…お前も俺と同じ…』


「え、え?ただケガを治そうと…」


「ちょっとサボってないで手伝って!」


声のした方へ向くと、ユーリとカロルとラピードがすでに人型魔導器…ゴライアースと戦っていた。


「あ〜、もうしょうがないわね!あたし、あのバカを追うから!ここはリョウ達に任せた!」


「任せたって、いけねぇぞ!?」


「ああ…!あのバカのせいで!!」


『ここは戦うしかねぇみたいだな』


「速攻ぶっ倒して、あのバカを追うわよ!」


ゴライアースとの戦いがはじまった。
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