TOV 天を照らす銀河 第1章

□第1話 森の中で
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「さてと、買うものも買ったしアスピオへ帰るか」

花の街ハルルで必要な物を買った茶髪でゴーグルを着けた少女リタ・モルディオはハルルを出発した。




しかし、リタはアスピオへ帰る途中の森で迷ってしまった。


「あ〜もう、早く帰って研究したいのに、どうなってんのよこの森は」


イライラを隠しきれずに声を上げたリタ。


「この道もなんか通った気がするし・・・ん?」


リタは森の中で何かを発見した。


「何これ?魔導器?」


それはカプセルの様な形をした大きな魔導器の様な物だった。


「こんな子見たことがないわ、そもそもこの子は魔導器なの?」


リタは魔導器の中心となるもの、つまり魔核(コア)を探してみることにした。


「魔核をはめる所はあるけど、肝心の魔核はな無い・・・か」


そう結論しようと思った時。少し先の地面に何か光る物が目に入った。


「あれは・・・まさか」


リタはすぐその場所に行った。


「やっぱり。魔核ね」


リタが見つけた光る物は魔核だった。しかし、なぜかその魔核は半分地中に埋まっていた。


「あ〜もう。誰よ貴重な魔核を埋めたのは」


そう文句を言いながら手で魔核を掘り出す。そして。


「やっと出てきた。きっとこの子の魔核ね」


掘り出した魔核をカプセル型の魔導器にはめた。


「いったい何が起こるのかしら?」


ガチャッ


プシュー


音と共にカプセル型の魔導器の扉が開いた。


「え?」


リタは驚愕した。なんとその魔導器の中には、銀髪の17、8ぐらいの少年が入っていたのだ。


To be continued
 

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