TOV 天を照らす銀河 最終章

□第62話 帰ってきた皇
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アスピオ リタの小屋の前


リョウ『……』

ユーリ「中に入らないのか?」

リョウ『どんな顔して会えばいいのか……』

ジュディス「普通でいいと思うわ」

パティ「細かいことは考えなくていいのじゃ」

エステル「早く顔を見せてあげてください」

リョウ『わ、わかった』

リタの小屋に入るリョウたち。リタは本棚の前で考え込んでいた。

リョウ『リ、リタ』

リタ「……え?」

リタはリョウの方を見る。

リョウ『そ、その……ただいま』

リタ「……リョウなの?」

リョウ『ああ』

リタの目には涙が流れていた。リタはリョウに抱きついてきた。

リタ「リョウ!本当にリョウなの?」

リョウ『本当のホントだ』

リョウもリタを抱きしめる。

リョウ『心配かけたな』

リタ「心配したんだから……もしこのまま帰ってこなかったらって思ったら……」

リョウの胸の中で泣きじゃくるリタ。お互いの存在を確かめ合うように強く抱きしめる。
しばらくして

リョウ『なあリタそろそろ……//////』

リタ「もうちょっとこのままでいさせなさいよ////」

リョウ『そうしたいのはやまやまだけど……/////』

リタ「なによ/////」

リョウ『みんなが見てるから/////』

リタ「え?」

今になってユーリたちの存在に気づいたリタ。
素早くリョウから離れて

リタ「あ、あんたたちいつからそこに?////」

ユーリ「最初からいたんだけど」

エステル「よかったですねリタ」

ジュディス「本当に大好きなのねリョウのこと」

パティ「アツアツなのじゃ」

リタ「な、なんで早く言わないのよバカリョウ!!////」

本でリョウの頭を叩くリタ

リョウ『いて!いて!やめてくれ!まだ頭が痛いんだ!』

リタ「うるさい!バカバカ!」

エステル「ど、どうします?」

ユーリ「とりあえず、リタが落ち着くまで待とう」

To be continued
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